撮影ボックスで商品撮影するメリット・デメリット|おすすめの選び方も紹介
撮影ボックスとは、4~5面が囲われており、囲いの中に撮影したいものを入れて写真撮影を行う撮影機材の一種です。
メーカーによってはパーソナル写真スタジオ、簡易スタジオ、撮影キットという呼び名を聞いたことがあるかもしれません。
それが撮影ボックスです。
小物の商品を撮影する際などに役に立つ撮影ボックスですが、「果たして、商品ボックスだけで商品写真が撮れるのか?」と疑問に思っていらっしゃる方もいると思います。
この記事では撮影ボックスについて詳しく解説しています。
この記事を読むことで、
・撮影ボックスを使うことのメリット
・撮影ボックスを使うことのデメリット
・目的別おすすめ撮影ボックスの選び方
を知ることが出来ます。
撮影ボックスを導入しての商品撮影を検討されている方必見の内容となっています。
撮影ボックスで商品撮影するメリット
まず、商品ボックスを使うメリットとして、下記が挙げられます。
・撮影時間を短くできる
・トーンを抑えることが出来る
・時間を問わず撮影できる
・比較的簡単に撮影できる
この章では、撮影ボックスを使うメリットを解説していきたいと思います。
撮影時間を短くできる
撮影ボックスを使うことで、通常撮影時に必要なライトの調整などといったライティングの調整から解放されます。
商品をセットしてカメラで撮影するだけの単純作業のため、撮影初心者でもプロ並みの写真を撮ることも可能です。
またライトの調整などの時間が省略されるため、効率よく商品撮影を行うことが可能となり、撮影時間を短縮することが出来るのです。
トーンを抑えることができる
太陽の光などといった自然光を使って撮影しようと思っても、同じ天候を再現することが難しく、撮影した写真の仕上がりにはムラが出来てしまい、折角撮った商品写真に統一感が出なくなってしまいます。
撮影ボックスを使うことで、天候に左右されることなく、いつでも同品質の写真が撮れるため、色ブレや写真の仕上がりにムラが出なくなります。
また写真に統一感も出るため販売ページがより見やすくなり、結果的に販売数が上がったりなど嬉しい悲鳴が上がるかもしれません。
時間問わず撮影できる
撮影ボックスを使用することで、同一品質の写真が仕上がるため、自分の好きなタイミングで商品撮影をすることが出来ます。
例えば昼夜問わず写真が撮影できるため、時間の有効活用も可能となります。
比較的簡単に扱える
商品撮影をする場合、プロに撮影依頼することを検討されることもあるかと思います。しかし、プロに商品撮影を依頼するとなるとコストがかさんでしまったり、自分の思っていたのとは違った仕上がりになってしまう可能性もあります。
撮影ボックスを使用することで写真に詳しくない、高価なカメラ機材を持っていないと言う人でも、撮影ボックスとスマートフォンさえあれば、ネット販売で使用できるレベルの写真が簡単に撮ることが出来ます。
撮影ボックスで商品撮影するデメリット
撮影ボックスを使用する際のデメリットとして下記が挙げられます。
・写真の構図が限られるため理想通りにならないことがある
・写真がきれいに映らない可能性がある
・撮影ボックスより大きなものは撮影できない
この章では上記のデメリットを一つずつ解説していきます。
写真の構図が限られるため、理想通りにならないことがある
一般的な撮影ボックスはカメラを設置する位置が前面のみと限られています。
よって、前面からの構図の撮影しか出来なくなっているのです。
その結果思い描いた理想の構図にならない可能性があるといったデメリットがあります。
解決策としてはマルチアングル対応の撮影ボックスを選択することで構図の選択肢が増えるため、このデメリットは解消されると思います。
被写体が綺麗に映らない可能性がある
撮影ボックスを使用すると写真全体のコントラストが弱くなってしまう傾向があります。
プロの方はこのような写真を「眠たい写真」と呼んでいるようです。
しかし、この「眠たい写真」もネットに乗せるのなら問題ないレベルとなっていますが、気になって仕方ないという事もあるかもしれません。
この状況を解決するためには写真の補正を行うか、撮影ボックスをあきらめてライティングから設置するもしくはプロに依頼するといった事が必要になってきます。
このぼやけも無料アプリなどでの簡単な補正で修正できるようです。
これから本格的に写真を勉強したい場合は、勉強を兼ねて補正するのもいいかも知れませんね。
撮影ボックスより大きいものは撮影できない
撮影ボックスより大きい商品を選んでしまうと、ボックスの中に入らないのはもちろんの事、布の切れ目が映り込んでしまう可能性、並びに光の当たらない部分が出てきてしまいます。
後程の章でも詳しく解説しますが、大きめの撮影ボックスをあらかじめ用意することで上記のデメリットは解消されます。
撮影ボックスのおすすめの選び方
ここまで、撮影ボックスのメリット・デメリットを紹介してきましたが、いったいどのような撮影ボックスを選べばいいのでしょうか?
ここでは目的別におすすめしたい撮影ボックスの選び方を解説していきたいと思います。
できるだけ大きい撮影ボックスを用意する
撮りたいものが決まっている場合は余裕をもって、すっぽり入る大きさの撮影ボックスを選びましょう。
ボックス内に写したいものが入っていないとなると、光の当たらない部分が出てきてキレイに商品撮影が出来ない可能性があります。
撮影ボックスは基本折りたたんで平らになるタイプがほとんどですが、大きいものになるとやはりスペースがかさみます。
収納場所と、撮影したいものを考慮したサイズを選びましょう。
LED付き(1500lm(ルーメン)以上の光束)の撮影ボックスを用意する
撮影ボックスで使用しているLEDライトの光束もチェックして置く必要もあります。光束とは、LEDライトが発する光の量を指しており単位はルーメンで表します。ルーメン値が大きいほどLEDライトは明るくなります。
こだわった写真を撮りたいと思っている方は1500ルーメン以上の物を選ぶといいでしょう
また明るさ調節できる撮影ボックスだと色々な表現が楽しむことが可能なため、色々な表現を楽しみたい方は、調節機能が着いた撮影ボックスがおすすめです。
マルチアングル対応の撮影ボックスを用意する
一般的に撮影ボックスは上面からライトを照らし正面からのみの撮影ですが、中には撮影したいものが上部からしか撮影出来ないといった事もあります。
そんな場合には、上部からも撮影が可能なマルチアングル対応の撮影ボックスを選ぶといいでしょう。
正面から撮影するとどうしても影が出る商品でも、上部から撮影すると影がなくなります。
様々な視点から撮れることはデメリットにはならないと思いますので、写したいものが決まっていない、上部から写真を撮りたい方にはおすすめです。
背景スクリーンの有無
背景は白色がいいと言うのが商品撮影の定説ですが、白背景以外で写真を撮ってみたいなど、変化を楽しみたい場合は、背景スクリーンのバリエーションが多いものを選ぶといいでしょう。
商品撮影は白背景が一般的ですが、別色の背景色を使用することで白背景とは違った雰囲気を作り出すことが可能となります。
また、いくつもの背景色で撮影を行い、気に入ったものを選びたい方はより背景スクリーンが多い物を選ぶと選択肢が増えて楽しいと思います。
ディフューザー付きの撮影ボックスはおすすめ
柔らかい雰囲気の写真に仕上げたい場合にはディフューザー付の撮影ボックスをおすすめします。
写したい物と照明の間にディフューザーを挟むことで柔らかい光を表現することが可能となります。
また、ディフューザーは取り外しが可能なため、被写体によって光の硬さや柔らかさを変えることで様々なバリエーションの写真を撮ることも可能となります。
色々なバリエーションで写真を撮影したい方にはおすすめです。
まとめ
ここまで、撮影ボックスについて色々解説してきましたが、まとめると下記の通りです。
・撮影ボックスを使用すると時短ができる他、時間に関係なく同一品質の写真が撮れる
・撮影ボックスは仕様上、写真の構図が限定され写真がぼやけてしまう可能性
・様々な用途で撮影ボックスの選択肢は増える
・結果プロに頼まなくてもプロ並みの商品撮影が可能
様々な撮影ボックスがあり、選択に悩むかとは思いますが、この記事を参考にご自身にとってベストな撮影ボックスを選択して、ベストな写真を撮ってみてください。

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