Eコマースサイトのメリットとデメリット!運営する前に知っておきたいこと
インターネット上で商品を買うことも増え、身近になった「Eコマース」。ECサイトを利用する側から、運営する側を考える人も増えてきています。
今回は「Eコマースとは何?」というところから、具体的に必要となる運営業務までを、初心者にも分かりやすく解説します。
Eコマース(EC)とは?
Eコマースについて
Eコマースとは、「Electronic Commerce」を略した言葉です。
日本語に訳すと「電子商取引」となり、ネット通販やネットショップなどと呼ばれています。
Eコマースは大きく分けて「モール型EC」と「自社サイト型EC」の2種類があり、商品の特性や事業規模などにより使い分けられていたり、両方を採用している企業も多いです。
モール型ECとは、ネット上ショッピングモールのようなイメージ。楽天市場やAmazonはモール型のECサイトに該当します。一方、自社サイト型ECとは、自力で独自ドメインを取得しサイトを立ち上げ運営するサイトのことです。
Eコマースの市場規模
2009年頃にスマホが普及して以来、Eコマースの市場規模はとても大きなものになっています。そして現在もなお、年々拡大傾向にあります。
スマホ一つで商品を選び、決済まで手軽に完了することが出来るので、利用者は一気に増加しました。利用者増加に伴って、商品の安価提供や即日配達など、各社サービスも向上を競い続け、現代はサービス競争時代といわれています。
Eコマースのメリット
場所を問わない
実店舗と違い、お店をネット上に構えるため、インターネット環境さえあればどの地域にいても開業することが可能です。日本国内のみならず、海外のユーザーをターゲットに商売をすることも可能なため、実店舗よりも遥かに巨大なマーケットを展開できます。
無店舗で人件費などのコストが節約できる
実店舗の場合、毎月の人件費や賃貸料金、維持費などの発生は避けられません。ネット上のみで開業すれば、販売員やお店のスペースが必要ないため、大幅にコストを削減できます。
低価格で販売できる
実店舗よりも削減できる費用が多いことにより、商品の値段を安く販売することが可能です。
店舗で売られているものと同じ質の商品を安価に提供できるので、ユーザーにとっても大きなメリットとなります。
インターネットの普及で顧客が増えた
インターネット利用者が多くなり、比例してEコマースを利用するユーザーも飛躍的に増加しました。特に、スマホ利用が若者のみならず主婦や年配層にも普及し、衣類や食材など日常的な買い物にEコマースを利用するようになった影響は大きいでしょう。
顧客データを売り上げに反映できる
商品を買ってくれた顧客の購買情報やアクセス履歴などが得られるため、サイト改善や顧客ニーズの把握に役立てることが可能です。顧客データを活用して利用者の満足度を向上させ、収益の拡大を目指すことが出来るのです。
動画を使って訴求できる
動画を使って商品を紹介することによって、ユーザーにとっては実店舗で販売員に説明してもらう形と近い理解が得られます。
Eコマースでの動画利用は、テレビショッピングと似た効果が働き、ユーザーに安心して買い物をしてもらうことが出来ます。
Eコマースのデメリット
実際の商品とイメージが異なることがある(サイズ感や質感)
Eコマースでは、画像イメージや商品説明だけでは伝わりにくい部分を、動画配信で補うことができます。しかし、店頭販売のように実際に手に取って触れてみたり使ってみたりすることは出来ないため、実際の使用感は届いてみないと分かりません。
配送などで時間やお金がかかる
店頭で購入すれば、その場ですぐ手に入るし、当然配送料もかかりません。合わせ買いをすれば送料無料になるケースもありますが、ユーザーにとっては予定していなかった出費が発生することになります。
競合が多い
Eコマースのサイトが増えることで、最安値販売の価格競争が頻発しています。最安値ランキングサイトも多く、ユーザーはすぐに最安値の販売店を見つけることが可能です。
価格競争を勝ち抜き顧客を得るためには、最安値+αの価値をいかに提供できるかが大きなポイントとなります。
開発コストが必須
Eコマースのサイトには、ほとんどの場合、制作費用などの開発コストがかかります。機能や構築方法によって、10万円以下で済むこともあれば、数百万円以上の膨大な費用がかかるケースもあります。
Eコマースのサイト運営業務について
【1】商品の管理
商品の情報や仕入れ、在庫などの管理は、とても大切な基本業務です。
間違った商品であったり、在庫管理にミスがあれば、ユーザーはサイトに不信感や不安を抱いてしまいます。「接客業務」で顧客の信頼を掴むという手段がないEコマースサイトにおいて、商品管理は重要なポイントといえるでしょう。
【2】サイトの管理
Eコマースサイトは、常にユーザビリティの高い状態にしておかなければいけません。古い情報がいつまでもそのままだったり、不具合や使いにくい箇所が多いと、ユーザーの離脱率が高くなり、商品を購入してもらいにくくなってしまいます。
またEコマースサイト管理において、撮影・採寸・原稿の頭文字をとった「ささげ業務」は、商品の売上高を左右する大切な業務です。商品の写真や説明文の質が高いほど、ユーザーが商品を購入する確率は高くなります。
【3】売上管理
売上管理は、運営をする上で欠かすことのできない業務です。
全てのユーザーが確実に入金したかチェックする入金管理や、間違いなく商品をユーザーに届けたか等の販売情報管理。また、どの商品がどの時期に人気がある等の情報管理を分析することは、売上アップをはかる上でとても重要な業務です。
【4】サポート業務
購入を考えているユーザーや顧客からの問い合わせに対応することも、大切な運営業務のひとつ。メールや電話、チャットなどで対応します。信頼関係を築くためにも、迅速・丁寧・正確な対応が求められます。
【5】マーケティング業務
Eコマースサイトはネット上に限られるため、Eコマースに適したマーケティングが必要となります。
具体的には、ユーザビリティの高いサイト制作や、適切なインターネット広告の配置、SEO対策などです。「どのページがよく見られているか」等のアクセスデータ分析も重要なマーケティング戦略の一つといえるでしょう。
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