内部リンクの多すぎはSEOに悪影響!正しい内部リンク活用を解説!
「内部リンクの貼り過ぎで順位が上がらない?」とお悩みではないでしょうか。適切な内部リンク設置はSEO対策に非常に効果的ですが、貼り過ぎると逆効果を引き起こす可能性があります。
そこで今回は、内部リンクの貼り過ぎがSEOにどのように影響するのかについて解説いたします。また、正しい内部リンク設置方法について合わせてご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
内部リンクの貼り過ぎとSEOへ影響とは?
内部リンクの貼り過ぎるとSEOへ悪影響を及ぼすことがあります。ここでは、Google公式の見解と、貼り過ぎることがどのような結果を招くのかについてご紹介いたします。
内部リンクの貼り過ぎに対するGoogleの見解
Googleは多すぎる内部リンクに対する見解を以下のように述べています。
<Googleがページを検出できるよう手助けする>
(中略)
・1 ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)。
引用:Google検索セントラル ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
上記の文章はウェブマスター向けガイドラインに掲載されている文章です。ガイドラインには、Google がページを検出できるよう手助けする方法として「1 ページのリンクを妥当な数に抑えます」という記載があります。要するに、1ページに対しての内部リンクの数は適切な量にしてくれれば、Googleクローラーのクローリングの手助けができるという意味です。
また、多すぎる内部リンクはGoogleクローラーによるウェブサイトの監査する限界について言及している文章とも考えられます。もっと簡単に言うと、内部リンクが多すぎるとGoogleクローラーはウェブサイトをクロールする限界が来るので、適切な数の内部リンクを貼ってくださいという意味だと考えられます。
ウェブマスター向けガイドラインには、自然な内部リンクの貼り過ぎによるペナルティについては言及されておりません。つまり、自然な形であれば内部リンクは貼っても問題ないと考えられます。
不自然な内部リンクの貼り過ぎは手動ペナルティ対象
一方、不自然な内部リンクの貼り過ぎ、つまり検索順位を意図的に上げようとして内部リンクを貼り過ぎる場合はどうでしょうか。
Googleは以下のようにガイドラインに掲載しています。
PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。
上記にある通り、検索順位を意図的に上げようとする内部リンクの貼り過ぎは違反になる可能性があると示唆されています。あくまでも「自然な内部リンク」がGoogleが求める内部リンクです。不自然な内部リンクの貼り過ぎを行っている場合は、一度見直すことをおすすめいたします。
”不自然な内部リンク”とは?
不自然な内部リンクについては定義されているものはありませんが、PULL-NETでは不自然な内部リンクは以下のようなものだと考えております。
- ・関連性の低いページへのリンクが設置されている
- ・前後の文章が関係のないリンクが設置されている
- ・リンク挿入先のテキストがリンク先ページの内容と合致しない
- ・リンク挿入先のテキストが明確ではない
- ・単語にリンクが設置されている
- ・ページの一部分に大量にリンクが設置されている
おそらく、上記以外にも該当することはあると考えられますが、過剰な内部リンク設置が影響を及ぼしていると仮説を立ている場合は、一度ご確認ください。
内部リンクの貼り過ぎで起きたSEOへの悪影響事例
内部リンクの貼り過ぎで起きた実際の事例をご紹介いたします。
低品質なページからの内部リンクの貼り過ぎで順位低下
低品質なページから上位表示を目指しているページへの内部リンクを集め過ぎたせいで起きた事例です。これに関しては低品質なページのリライト、もしくは内部リンク削除することで解決しました。
表示させたいページが検索結果に表示されない
カニバリゼーションが起きた事例です。本来表示されるべきページに内部リンクが大量に貼られており、また、単語へリンクが挿入されていました。こちらは内部リンクの精査と、テキストをより詳細な内容にすることで解決しました。
ユーザビリティが考慮されずに内部リンクの貼り過ぎによる順位低下
ユーザーが求めていないページへのリンクをむやみやたらに付けることで、順位が低下した事例です。Googleはサイトの利便性(ユーザビリティ)を考慮されていることも評価項目にあると考えられています。1ユーザーとしてページを読み、自分だったらどういう情報が欲しいのかを精査し、内部リンクを設置しましょう。
SEOに効果的な内部リンクの活用方法
ここでは、効果的な内部リンクの設置方法についてご紹介いたします。ユーザビリティを損なわず、適切なリンクを貼るコツですので、ぜひご覧ください。
コンテンツの下部より上部に内部リンクを設置する
内部リンクはコンテンツの上部に設置されると、リンク先ページのSEO評価が下部に設置されるより、効果があるとされています。なるべく、コンテンツ上部で貼るように、コンテンツ設計を行うと良いでしょう。また、無理にコンテンツ上部に貼ろうとして、関連性の低いページの内部リンク設置は効果的ではありませんので、注意しましょう。
アンカーテキストで内部リンクを設置する
内部リンクの設置方法には大きく分けて二つあります。一つ目がブログカードと呼ばれる方法です。ブログカードとは、簡単にいうと「視認性を高めた発リンク」のことです。アイキャッチ画像とテキストがカード形式で表示されます。
もう一つが、テキストにリンクを挿入するアンカーテキストです。こちらは「お問い合わせはこちら」といったように、任意のテキストに直接リンクを設置する方法です。
SEOに効果的なのはアンカーテキストによる内部リンク設置だと言われています。理由としては、Googleクローラーがリンク先ページの内容を正確に理解しやすいからだと考えられています。
ただし、ブログカードにはユーザー視点から見たときに、視認性を高めるという効果があるため、必ずしもアンカーテキストである必要はありません。サイトの方向性に合わせてどちらかを選ぶと良いでしょう。
関連性の高いコンテンツの内部リンクを貼る
ここまで何度がお伝えしましたが、関連性の低いページへのリンク設置はSEO的にあまり好ましくありません。なるべく、内部リンクを貼るページとの関連性の高いページへリンクを貼りましょう。
補足:リンク切れチェッカーで内部リンク切れを突き止めよう
ここまで、内部リンクの貼り過ぎと効果的な内部リンクの貼り方についてご紹介いたしました。しかし、内部リンクで一番やってはいけないことは、リンク切れの内部リンクを設置することです。Googleクローラー的にも、ユーザー的にも完全に良くないので、リンク切れは解決しておく必要があります。
リンク切れを解決する方法として、リンク切れチェッカーという無料ツールを使用するという方法があります。規模が大きいサイトではチェックする時間がかかりますので、注意してください。リンク切れしているページが分かれば、すぐに修正作業をしましょう。
まとめ:ユーザー目線で考えて必要な場合のみ内部リンクを貼ろう
正しい方法であれば、内部リンクの貼り過ぎは大きな問題になることはありません。しかし、内部リンクの貼り方が悪いとGoogleから手動ペナルティを受ける可能性があります。そのため、内部リンクの貼り方には細心の注意を払いましょう。
内部リンクの問題が解決しても順位が元に戻らない場合は、PULL-NETへ一度ご相談下さい。SEO対策のプロが順位下落の原因をお探しいたします。
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